一緒にがんばろうね。

入院開始から2週間

 

はじめまして、ぱっちょです。

 

ブログをスタート。開始した理由は病気療養中の夫しまちゃんへエールを送るため。

命に関わる病気との診断を受け、緊急入院して今日で15日目。

ちょうど2週間前の日曜日の23時に夫は救急車で搬送された。

 

しまちゃんはまだ31歳。日系メーカーで働く会社員。新卒で入社した会社で10年積み上げてきた実績をもとに、12月からはイギリスロンドンへの海外赴任が決まっていた。新規プロジェクトの立ち上げという会社にとっても重要なミッション。

職種は人事労務。華やかそうな採用業務もするが、本人曰く、労務管理、雑務、社内調整がメインということ。細かい業務が自分には性にあっていると話していた。無駄を嫌う合理主義者。責任感があり、黙々とまじめに仕事に取り組むタイプだと思う。

 

11月に入り、赴任に伴う準備を着々と進めていた。会社からの指示通り、ビザの取得、歯の治療、ロンドンに住む予定の物件を一緒に楽しく探したり、しばし遠距離になってしまうことに寂しいと思いながらも、残りの1ヶ月間は二人の時間を優先しようと思っていたところだった。

 

2週間前の悲劇が起こるまでには、いくつもの前兆があった。11月7日、海外赴任に備えてワクチンを接種。内容は、A型肝炎B型肝炎破傷風狂犬病、インフルエンザ。1日に5本同時に接種するという弾丸スケジュール。

 

予防接種を受けた夜、残業で遅く帰ってきた夫は、倒れこむようにベッドに転がり落ちた。今まで見たことがない位に身体中が震え、40℃近くの高熱だった。家中にある毛布、お布団でひたすら包んだ。

その日以来、不可解な症状が1週間続いた。

それは、異常なまでの全身の筋肉痛、熱、頭痛、喉の痛み、食欲不振 etc

9日水曜日の午前中、再度医師に診てもらい、予防接種の副作用との診断を受けた。

こんなに副作用がひどいのかと疑いながら、12日土曜日救急病院へ電話するも、看護師さんからは同じ回答を受ける。

13日日曜日、夫は「ねぇどこにいるの?周りが見えない」と大きな声をあげ、遂には自分では立つことも座ることも身体を動かすことが全く出来なくなった。

 

明らかにおかしい。私はすぐさま救急車を呼んだ。

 

23時、近くの慈恵病院へ運ばれ、朝5時まで検査が続いた。

よくテレビドラマで観る光景、日曜日の夜中の真っ暗なロビーで夫が出てくるのをひたすら待ち続けた。

 

あの日からもう2週間。あの時よりは楽になったのかな。

道のりは長いけど、一緒にがんばっていこうね。一緒に治していこうね。

 

お祝いは出来なかったけれど、11月11日は私たちの結婚1周年だった。

早く元気になって、つめたーーいビールで一緒に乾杯しようね。

 

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